口からお湯は出ない”ライオンの橋”　【寿橋】

北九州市民の憩いのショッピングモール。
２０００年、西鉄北九州線砂津車庫の跡地に出来た、赤い観覧車が目印の”チャチャタウン小倉”
「チャチャ行こうや」となれば、もはや暇つぶしに行くポジション。
「小倉行こうや」となれば、１円でも買い物をすれば駐車料金が３時間無料となるお得な駐車場代わり。
福岡市民には「北九州って語尾に『っちゃ』って使うんやろ？ちゅうか駅から遠い割に行くとショボい・・・」とか状況によっては酷い扱いをされがちな”チャチャ”だが、なんだかんだで北九州市民は大好きだぞ。

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そんなチャチャタウンあるある、はさておき。
北九州には良く似合う赤い観覧車のお膝元にはこんな素敵な近代化遺産がある事をご存知だろうか？

砂津川に架かる【寿橋】（ことぶきばし）だ。

昔はここに灯がともっていたのかしら？？
普通に生活道路の一部として使われている、昭和１２年（1937年）１１月竣工のこの橋。
渡ってる時には絶対気付かない一番の魅力はココ！！↓

解る？？

これこれ、この真ん中の。

ライオンさん！！

小倉の街中になんともアールデコ調な装飾の施された橋があるなんて意外でしょ？？
要石のライオン意匠に、デンティルと呼ばれる歯形のデザインや、謎の幾何学模様の紋章。
気分は中世ヨーロッパ。
あるいは大浴場ってな気分だけど、残念、ライオンさんの口からお湯は出ないよ。
通潤橋みたいな大放水は見られません。
位置関係としてはこんな感じ。

北（海）側にチャチャタウン。

上流に目を向ければ、昭和３９年に門司から移転した日本銀行北九州支店。
カメラを向けるのにちょっと勇気がいったぞ。

全く関係はないと思うのだが、ライオンと謎の紋章は、見ようによっちゃ日銀の紋章にちょっと似てる。
拝借画像すんません、、、
規模こそ大きくも無いし、存在もかなりマイナー。
舟が通った時に傷ついた跡？かどうかは解らないが、補修跡も残念。
しかしながら、戦前に作られたその橋は作られた経緯も不明だが、今も美しい橋として存在し続けている。
チャチャタウンに行った折にはお買い物ついでにぜひとも足を伸ばしてもらいたい。
駐車場は余裕たっぷりの３時間無料だし！
詳しく知りたいなー。

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